練り込まれた世界設定等が魅力の「天穹ノ彼方の錬星郷」レビュー DMMGAMES


シナリオ力とシリアス中心の練り込まれた複雑な世界観・キャラクター等で人気を博する、ストーリー重視のSFファンタジー。
本格アクションRPGと謳っているが至って平凡なターン制RPGだと…。
当初はUIや周回、課金等に問題が強く半年コースと言われていたが持ち直した。


創られし英雄と共に大切なものを握りしめるRPG「天穹ノ彼方の錬星郷(そらのかなたのディストピア)」

大分システムが改修された二周年間近の本作をレビュー。

総評 85点
シナリオ☆☆☆☆☆★
キャラクター☆☆☆☆☆
主人公の存在感☆☆
システム☆☆☆
UI☆☆
軽快度☆☆☆
時間の取られなさ☆☆☆

ゴミの様なUIから繰り広げられる良質なストーリー遍重型ゲーム。やり始めはなんだこのクソゲーと思うかもしれないDMM GAMES 3大美少女ゲームの一つ(筆者談)


2016年8月30日サービス開始。
開発・提供は株式会社クレオラボ。二作目の構想はあるが人手不足の模様。

必要スペックとしては、2105で動きはする、3210Mで少々重い、と言った所。GPUがそれなりに必要っぽいので、グラボ無しのSandyおじさん以下はなんとかしたほうがいいかも。起動は案外早く、20秒位。

Androidは4.1でも動き、機器メモリの空きが3G必要なのでインストール出来ず動作は未確認18年7月9日に容量が異様に削減され、対応OSレベルなら問題無くなった筈。

公式ツイッター:https://twitter.com/sorakana_staff


まずもって好みが分かれるかもしれない点があり、全キャラ一応は最高のレアリティまで進化出来るのだが、進化して行くと異形化と言われる状態となる事。スキン変更?ありません。(ホーム表示は任意)

それと無課金にやや厳しく、実装されるキャラのおよそ半数が課金専用であり、露骨に強力だし他に入手手段はほぼ存在しない。

ただその中で、月1開催の錬星祭キャラは同ガチャに過去物が全て入っている上に全レアリティで排出されるし、ステップアップガチャで最低でも1キャラ☆5は手に入るので課金効率は悪くない。

 

大抵は二人体制なのでまあ少々あれだが、手に入れるだけなら沼ることは無いだろう。ただし☆5の+、++があり、排出も進化素材の入手も概ね対象の課金ガチャのみなのは…問題は、無いのだけれど。

季節物などは本当に限定なので、逃すと復刻待ち。もちろん課金限定。
そんな感じなので、無課金石を手に入れるデイリーミッションはあっても、条件も厳しいし数も少なく拘るような物ではないので日課はないと思っていい。


イベントの4割近くは事実上のメインストーリー及びその地ならし等となっており、また、とっちらかさずに一つ一つ進行する連載型ドラマチックストーリーになっている。その分メインがメインしてないけど。

基本的に雰囲気はシリアスで通すが、コメディをうまく挟むバランスは悪くなく、読み続けるのに疲れるという事はあまり無いだろう。

主人公にセリフ含め描写が無いタイプで、大体代弁してもらう形。

その分他キャラクターの描写が盛んであり、中心でありつつも群像劇と言って差し支えないだろう。多分。



ストーリーの性質上グループ毎のキャラクター数が多めな印象だが、見せ場が少ない何て事はなくうまく構成出来ている。

強く輝く意志を垣間見るドラマチックなシナリオではあるのだが、いかんせん主人公のセリフの無さからシナジーを得ていない―――とは、個人的な感想…では無いはずだ。内容を考えれば無難なのは分かるが…しかし。

表情差分こそ無いものの、見ての通り気合の入ったイラストもまた特徴であり、物語を引き立たせている。

BGMによる演出が、他のシナリオゲーに比べると曲数が4割程度しかないのでその分若干だが見劣り感はある。ここぞという時に主題歌を割と乱用するが、本当に乱用だったりするので別の歌も欲しい所。

総じて言えば、質の良い一本筋の通ったストーリーとしっかり掘り下げ纏まりのあるキャラクター達は魅力的なのだが、上記通りシナジーがないので、「質の良い」で留まっている感。
他ゲームよろしく初期の方はそんなでもないのはご愛嬌。

なおそんなシナリオ重視の作品のくせにバックログがない
過去イベントは全て回想に有るので(尋常でなく使いづらいが)新規でも、真面目にプレイしなくても大丈夫。

・シナリオ中の敵出現とバトルの繋ぎはやや水増し感が拭えないが、うまくやっている方。
・あっちこっち視点が飛んでいくし誰の描写か分かり辛かったり伏せ字がややあるので読みにくい印象を持つ事もあるかも?
・別世界へ行けるゲート設定があるのでコラボイベントもそこそこあり、登場人物も慣れた物。


キャラクエの代わりか、数分のボイスドラマが3つある。ADVでやらないのは手間か自由か。割と重要な事柄もさらっと入っていたりで、ストーリー中に書くのが難しい個別事情を押し付けている感はある。

レアリティ毎にあるフレーバーテキストも特徴の一つ。設定的な物は内容がボイスドラマ中に生かされる事もあるが基本的に本編中には関係がなく、今の所は単なる設定に留まっている。

R要素は1キャラ2つ存在するが、設定的に本番は2つ目だけ?ちなみにRシーンでは急に主人公のs心理描写がちょろっと成される。


バトルパート関しては基本的にオーソドックスであり、必殺ありスキル防御無しアイテム持ち込み、あと(魔晄産ではない)マテリア装備。SDキャラに関しては一枚の絵をグニョグニョ動かすタイプで水準は満たすクオリティだろう。

フレンドシステムで1キャラ借り受けられ、登録されたフレンドを選ぶとフレンドキャラのリーダースキルの効果が得られる。2つ持ちのキャラは、どちらかを選ぶのではなく両方効果が発揮される。

連続で何度でも選べてしまうので、露骨に強烈な一部キャラを選択している人に登録して貰えたら、それだけで基本的には問題がなくなるバランスの悪い面も。

4倍速があるのでWAVE数が多かったり死体蹴りもするが問題はない。やや問題なのが、自動必殺、オートが記憶されず毎回押す必要がある事に合わせてイベントでの周回数が多く、割と100回前後要求されがち。
行動力消費量も最大値の割に多くあったりする癖に、回復薬がまとめても最大値を超えてからも使えない事もあり結構厄介。

イベキャラが使い物にならなくて良いならもっと少なくてもいいが、専用の装備・進化素材入手は同イベ限定だし、最大48ユニットを使用するイベントがあるのでそう言ってられなかったりも…?

少し前までは無意味に順番表示されるリザルトでクリックと時間を使われて、その時点でも大分酷いと思っていたがこれは改善された。更に以前は4倍が、初期は倍速も無く地獄だった模様。


スタッフ公開無し無し
ボイスシナリオ中は無い
主人公絵無し
地の文基本心理・心情のみ
サービス終了度まあ安心?
登録人数35万以上

ちょっと登録者数が少ないのが怖いけど集金体制が悪くないので順位は平均で見るとまあまあ。
最近ようやくと言える改修をしたのもあるが、未だにUIとか色々と少々あれでストレスはあるが霞む程度ではある。
ボイスなどを聞ける図鑑みたいなのも無いが、公式生放送でも待望論はあったのでそのうち実装されるかも。


おまけの人気投票結果

第一回
第二回

第三回

Aグループ


Bグループ


Cグループ

コメント

  1. アプリ版は7月9日に軽量化されたので、今は500MB程あればインストールできると思いますよ。

    • 情報ありがとうございます。急激なダイエット成功に笑いが出ました。