千年戦争アイギスを詳細レビュー

“タワーディフェンス(TD)”と称されるジャンルをご存知だろうか。
この”千年戦争アイギス”は、DMM GAMESの中では特に”遊べる”ゲームであり
珍しいTD系美少女ゲームにして、高い人気を誇る作品である

戦闘マップのユニットはドット絵であり、そこがいい、と言う人も多く、また非常に出来が良い
登録数は350万を突破し、現在も順調に稼動中である―――


千年戦争アイギス
PCブラウザ&Android&iOS
13年11月26日~15年12月24日サービス開始

表記は、一般版はアイギス R版:アイギスR iOS:アイギスA
そんな千年戦争アイギスのレビュー或いはシステム解説。

iOS版は当たり前だがR18版が存在せず、また一部衣装の露出が減っている
むしろそっちの方がいい、と言う場合も多いが、それぞれの衣装に変更は出来ない

一般版とR版、及びPCとAndroidのデータは全て共有されている
iOS版のことは詳しくないのだが、データ1、データ2、としてPC版から、iOS版と両方プレイ可能となるやり方があるようだ。
iOS版はかなり後から出来たの物なので、一部復刻イベントなど、iOS版のみ開催といった事がある

タワーディフェンスとは何か?馴染みの少ない人が多いと思われるが
一番有名なのはFF7のコンドルフォートのあれだろう
次から次へと拠点を目指してやってくる敵を、ユニットを配置して守る抜くジャンルだ

この千年戦争アイギスは、かなり腰を据えてじっくりユニットを強化していくタイプなので好き嫌いは分かれるだろうが、はまればなかなか抜け出せない良ゲーだ
美少女のみならず、若者から老兵までの男性ユニットも2割程おり、それなりのバランスを保っている


世界観・ストーリー
1000年前、後に英雄王と呼ばれる者が女神アイギスの力を借り、魔王を倒し、アイギスの中に封印
しかし経年劣化で封印が解け魔物が復活。
王城を強襲され、陥落。逃げ延びた王子が再起を果たすべく女神の力を借り、魔物の殲滅を誓う
大体このような感じだ。が、割と早めに王城は取り戻す

ゲームシステム・戦闘マップ

カリスマ スタミナ が存在し、それぞれを消費する事で戦闘ミッションへ行くことが出来る

カリスマ・・・3分1回復 最大427
スタミナ・・・1時間1回復 最大18

ランクが上がるとカリスマ、一定ランクに達すると最大スタミナが増加していく
最大分以上には自然回復しない。その為ランクが上がっていくまではやや無駄が出てしまう

それぞれ役割がやや違い、イベントミッションは基本両方消費しつつ、スタミナを多めに消費し、ストーリーミッションはカリスマのみ消費、
その他まちまちなので、これは実際にプレイする必要があるだろう

☆三つでクリアすると、基本的にガチャ(召喚)等に使う神聖結晶を入手できる
クリアで☆一つ。加えて、下記条件でそれぞれ☆一つ、併せて3つで完全クリア
“敵を全て倒す” ”誰も死なせない”

難易度は高いとも低いとも言える
高レアリティだらけの編成だからといって油断していたら、簡単に☆を落としてしまうが
考え抜けば誰でも、あるいは簡単に入手できる低レアキャラでも完全クリアは可能なマップは多い
そこが魅力であり、ニコ動など、動画サイトには数多の攻略動画が投稿され続けている

また、現状300程キャラがおり、ある程度好きなユニット編成で攻略出来るのも魅力とされている
筆者も3年以上プレイしているが、高ランクキャラに感けて
適当にやっていると低難度マップでもあっさり☆を落としてしまう。これを”脳死プレイ“と呼ぶ

ユニット職はソルジャー・アーチャー・ヘビーアーマー等、基本的なものに加え
ファンタジーらしく、ソードマスター・クロノウィッチ・仙人・エンジェル等、数十種
きっちり強化すれば変な編成でも攻略可能だ。回復役を除き、気に入ったキャラだけを育ててもよい
“攻撃ソースはソードマスターのみ”でクリアなど、珍妙な動画も投稿されているだけはある

イベント(緊急ミッション)のタイプは大よそ六つに分かれる
イベントステージで獲得した☆の合計で、報酬ユニットが強化されていく”試練
マップへ何度も赴き、手に入れたイベントアイテム数で報酬ユニットが強化されていく”収集
イベントステージでイベントユニットがドロップする”牧場
イベントステージのドロップを全て習得したら
ステージ毎に金ユニットが手に入る”ゴールドラッシュ(GR)
大量の敵を倒していく”大討伐
超高難度”魔神降臨

試練、収集は8~10ステージ 牧場は5ステージ GRは7ステージ 魔神降臨は15ステージ
魔神降臨以外は割と新規でも何とかなるため、いつプレイし始めても大丈夫なように出来ている

収集及び牧場は何度も赴く必要があるので、やや難度は低い
GRは新規でも何とかなるほど難度は低い。☆3クリアは無理でも、ドロップ回収は可能
試練タイプは新規には厳しいか?とも思われがちだが
強敵をスルーして☆2つを取る☆2動画がよく投稿されている
されていると言うか、筆者がその口だ。勿論他の人も投稿している

デイリー復刻が実装され、過去の牧場タイプは日替わりで開催されている


当初は色々不便だったが、幾度と無く改修され、大分使いやすくなった
なったが、BGMとSEだけは当初と変わらずONOFFのみで調整が出来ない
(17年4月、ようやく調整が実装された。)

ストーリーミッションには”委任”が実装され、☆3に加えドロップ全回収したマップへは
委任ボタン一つでクリア、となり一気に時間が短縮されるようになった

それまでは一回数分掛かるマップを何度もプレイしなければならなかったため
引退者が出る結果となっていた。実装当時も賛否があったが、今はもう無くてはならない機能だ

ユニットは合成でレベルアップするタイプ。そこが面倒だと言う人も居るが。
クラスチェンジ・第一覚醒・第二覚醒・スキル覚醒と、1キャラの完全強化は大分時間が掛かる

レアリティは高い順に、 黒 白 金 銀 銅 鉄 と呼ばれる
内、金以上は覚醒が可能な為、それ以下とは別各の強さを誇れるようになる
当然レア度が高い方が最終的な強さは上だが、成長が遅いため
全部黒だ白だを育てれば良い訳でもない

好感度及び信頼度システムを採用し、上昇するに従ってステータスにボーナスが付く
このボーナスは非常に高く、序盤はともかく、これを前提とした難易度となっている
また特別イベントを発生させるために必要な物でもある

4:00更新のログインスタンプカード。つまりログインボーナスがあるのだが
月に使った結晶の数に伴い、ボーナスの内容が良くなっていく


月150個の結晶を使い、レジェントスタンプカードへグレードアップすると
最初のログインで”レジェンド召喚チケット”が入手できる。これが何かはガチャ欄で

召喚(ガチャ)

神聖結晶を5つ消費して召喚する。割と良心的だったが、3周年を迎えてさらに良心的となった

確率は、黒3%・白10%・金37%・銀50%。入手できる神聖結晶も月25前後なので、十分な数値
金であろうとずっと一線級で通用するキャラは多い。さらに
金以上を引退、つまり除名させると、”虹水晶”なる物が入手出来る
さらに最近のアップデートで、召喚毎に”虹水晶”が入手出来るようになった
召喚で、銀で20・金以上が10。引退で、金20・白100・黒400

この虹水晶は、限定キャラや、”レジェンド召喚チケット”なるものと交換できるようになった
この”レジェチケ”、白か黒のみが出るチケットなのだ。確率は80・20程度らしい
交換は虹水晶が、一回目500・二回目1000・三回目1500。月の初めにリセットし、また500から。
よって事実上完全な外れと言う物が存在しない

まだある。三周年より、ランク10になると”ブラックユニット召喚チケット”が一枚入手できる
これは黒ユニットを”選んで”入手できるチケット
だ。これにより、新規とてイベントが楽になる

また、サービスを続けてキャラが増えてきてしまったが
旧キャラは「復刻プレミアムガチャ」へ分けられ、新キャラを入手しやすくなった
この復刻ガチャは常に存在するわけではないが、しょっちゅうあるので特に問題が無い


シナリオ
当初は無いも同然だったが、暫くするとかなり増量され、2016年となると旧キャラが良く絡むようになった

実は好感度イベントが一般版とR版で内容が違い、
R版は当然そういうシーンであるが、一般版はキャラクエに相当する物だと思っていい。旧キャラは短いが。
男性キャラは”信頼度”であり、酒を飲み交わす。これもまたキャラクエに相当する物が展開される

主人公となる”王子”は、マップでは基本的に「・・・」のみであるが
好感度・信頼度イベントでは地の文で展開される


シリーズ合計 告知日アイギスA
100万15年01月06日
150万15年06月24日
15年12月24日A版リリース
200万16年02月23日
16年04月06日10万
230万16年05月09日
250万16年07月25日
16年09月19日20万
280万17年01月17日30万
300万17年03月21日40万
330万17年05月23日50万
350万17年08月08日60万
380万18年02月27日70万
400万18年05月17日
420万18年10月23日
スタッフ公開イラストに有り
ボイス無し
主人公絵目無しであり
サービス終了度ほぼ常に一桁ランクでまだまだ問題がない
総評60~75点
遊べる度☆☆☆☆☆
シナリオ☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆
システム☆☆☆☆
時間の取られなさ
主人公の存在感☆☆☆

地道にユニットを育てるタイプなので時間が掛かり、そこで好みが分かれる。

ニコ動画に投稿されている「やる夫で学ぶ千年戦争アイギス」で学ぶ事もお勧めする
また、専用キャラクターシリアルコード付き小説版及び漫画版
並びにキャラクタープロファイルなるものも存在する
小説版は、本編及び、スピンオフであり、王子軍と敵として現れた”白の帝国”編が存在する
本編はどうにも評判が悪いのだが、筆者的にはなんら問題が無い

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